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05
2017

かがみの孤城

CATEGORY小説
先日書いた記事でも今読んでると・・・その本が読み終えた。
かがみの孤城。
図書館で借りた本だから返却期日もあるのでここ数日没頭して読んでいたし
そうでなくても目を逸らせない展開で一気読みで読み応えのある作品でした。

物語はそれぞれ何かしら事情があって中学校に行けていない・・・正確には行かない
子供達7人がある日、家にあった鏡が光だしその中に吸い込まれ物語が展開していき
その中で子供たちが何を学び何に気付き成長していく姿を描いているのがこの作品。

ジャンルとしてはファンタジー作品と言えるけどきちんと現実の子供の問題にも触れていて
この7人が経験している学校への拒絶感はどことなくわかるし、自分が同年代の時にも
そんな子達はいたなと記憶があって共感出来るものが沢山ある。

違う年代の読み手としてはそうかもしれないけど・・・

この物語と同年代の子達が読んできっと何かのきっかけになればと思えるような作品で
ファンタジー作品だから実際には起こりえない出来事だけど沢山感じられる事もあるし
人のぬくもりや寂しさ、厳しさ、そして勇気と誰かがきっと手を差し伸べていてそれに気付き
その手を掴んだ時少しずつだけどきっと何かが変わって行けるからと・・・

だから一人じゃないからときっと周りで誰かが力になってくれる人がいるから
そんな事を優しく問いかけてくる作品で、読み終えたこの世界観から
離れてしまう自分も何となく優しくなれたような気がしたしぬくもりを感じる事が出来る物語。

辻村作品らしくどこかミステリーなんだけどそれを当たり前の様に感じさせるところが
彼女の良さでこの作品でもそれは健在で、いくつもの伏線が張られていて長編だけど
面白く読み終えた。

ここ近年の辻村作品で見れば間違いなく傑作だと思う。

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Tag:日記 小説 かがみの孤城 辻村深月

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