18
2017

永い言い訳

CATEGORY映画
以前、同名小説を読んで良かったしずっと見たかった映画。

この小説自体、監督自らが書き下ろし直木賞候補にもなり、監督自らが映像化した作品なので
題材を読んで面白かったので映画自体もやはり期待してしまう。

映像化して損をしているのはやっぱり長い小説の心情を2時間の枠では描き切れていないのかなって
思うようなところもあり、映像化したからこそ解りやすく表情や仕草、やり切れない怒りそんなのが
見ている人には良く伝わってくる作品に仕上がっているなとも思う。

物語も良いけど、ここに出ている男2人の演技が対照的だし面白く良かった。
スーツを着こなし自分への贖罪と戦い、毎日が過ぎて戦って戦う舞台にも上がる事すらも許されない幸夫
演じる本木雅弘と、それとは正反対の泥臭く人間の喜怒哀楽の感情を、前面的に押し出して生きて行く
妻の友人の夫大宮陽平を演じる竹原ピストル。

この物語は始まって20分くらいで2人の妻がバスの事故で亡くなり女性の出演はほぼなくなる。
2人の男の物語で対照的に描くことで救われるところもあれば、お互いに認められない所もあり
人間だから全部は無理だよと思わせる様なところもキチンと表現されていて、面白いのですが
そこができるのがこの男2人の役者陣がいたからこそかなとも思う。

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『おくりびと』以来の本木雅弘の代表作になると思う。今年紅白にも出演する竹原ピストルも
元々は歌い手さんだけど演技も熱くて好演していて今のっている役者さんというか歌い手さん。
なんか来年は紅白の印象次第ではブレイクしそう。歌も熱い歌でストレートだもんね。
映画の中でも演技もそんなところが認められて日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞してるし。

見て損はない作品。
でも、小説の方が総合的には良かったかもって思う。自身が気に入っている小説での最後の表現が
映画ではあえて描かれていなかったから。監督は小説を書いている時からその事を想定して
作り上げて来たのか?謎ではあるけど、それもアリかなと思うようにも映画を見て
数日経つと思うようにもなってきて、そんなところがこの映画のこの監督の良さでもあるのかも。





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Tag:映画 本木雅弘 竹原ピストル 永い言い訳

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