03
2018

雨心中

CATEGORY小説
雨心中。
各所で評価が高い物語で以前読んだ作品もそれなりに読めた作品だったので手にとって読んでみた。
物語は芳子と周也が子供から大人になるまでの物語で、同じ施設で育ち同じ境遇を共にした仲で
支えあい生活をしていくというお話ですが・・・

恋愛関係というものではなく、実際は血は繋がってはいませんが、姉弟って設定で周也の方は
とにかく単純で人を信じやすく、自分たちが置かれた境遇から
人生何もかも上手くいかないとボヤキ生活している弟。

一方、姉の芳子はそんな弟の為だけに生き何があっても自分だけは周也の味方でもあり
理解者でもあると心に決めて生きている人間ですが。

読了して真っ先に思ったのは救いがない作品で結局、作者は何を伝えたかったのかあまり僕には
理解が出来なかった。とにかく不幸な物語でどれだけこの姉弟が年齢を重ねようと
物語の各章で綴られているパターンは同じ。

毎度周也が問題を起こし、それでも芳子は一緒について行くという設定で
もちろんお互い年齢も重ねれば好きな人も出来るような場面もあるけど
それでもやっぱりお互いに依存して生活を共にするという
なんとも成長が見込めない物語設定で何だか読んでいて飽きが来る。

作者は恋愛よりも、もっと深い愛情を伝えたかったような究極の何かをとは思うけど・・・
失敗だなと思う。

物語は単純で読みやすいけど、ただそれだけで読後は決して良い気分にはなれず
僕の気持ちには到底入ってこなかった作品でもある。

そういえば以前読んだ『燃えつきるまで』も結局恋愛に依存というよりただのストーカーの物語だったような
気もしてきた・・・この人の作品はそういうのが多いのかな?
僕的には読まなくても良い作品かなと思う。






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Tag:日記 小説 雨心中 唯川恵

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